日本人が学んだ中国語と旧満洲ー1906~1945年
新刊
本書は新資料を基に、嘗ての日満関係を論じたものである。即ち、旧満洲の日本人中等学校の中国語教本には「孫文の大亜洲主義」が収載
¥2,200(税込)
内容紹介
本書は新資料を基に、嘗ての日満関係を論じたものである。即ち、旧満洲の日本人中等学校の中国語教本には「孫文の大亜洲主義」が収載された。また、奉天総領事が述べた日中関係の私見の記録、及び、戦後の「対日賠償調査報告書(満洲編)」等に基づき新「滿洲国」観を提示している。
目次
第1章 概要と従来の満洲論/第2章 中国東北部への進出の経緯/第3章「満洲国」の建国,停滞の30年とその後の発展/第4章「満洲国」の発展/第5章 小・中等学校の中国語教育制度/第6章 中国東北部における日本人子弟の中国語教育/第7章 中国東北部における小・中等学校の教育―教師,生徒の手記―/第8章 日本人中等学校生(旧制)が中国語で学んだ孫文の「大亜洲主義」―1940年発刊の教科書とその背景-/第9章 満洲の発展と終焉